今の私を、今の私として楽しむ。|全8章
CHAPTER 04 / 08
欲しいのは「恋人」とは限らない。

人生のステージが変われば、男性との心地よい距離も変わります。
30代、40代になると、新しい恋愛には若い頃とは違う条件が加わります。
まず、出会わなければならない。
その男性を自分が好きになる。
相手にも自分を好きになってもらう。
会話が合う。
生活のペースが合う。
価値観が大きく違わない。
安心できる。
性的な感覚も合う。
そして、お互いが求める関係の距離まで一致する。
独身なら、将来をどうするのかという話も出てくるでしょう。
既婚なら、そもそも新しい恋愛関係そのものを望まないこともあるでしょう。
仕事が忙しければ、頻繁に会うことも難しい。
家族との時間を大切にしていれば、その暮らしを変えたいわけでもありません。
しかも、姫君が本当に欲しいものが恋愛そのものとは限りません。
毎朝「おはよう」とLINEをしたいわけではない。
週末を毎回一緒に過ごしたいわけでもない。
相手の交友関係に心を揺らされたくもない。
自分の生活へ深く入ってきてほしいわけでもない。
ただ、ときどき会いたい。
その時間だけは、とても大切に扱われたい。
女性として丁寧に見つめられたい。
抱きしめられたい。
キスをしたい。
身体も満たされたい。
そして、満たされたら、また自分の日常へ戻りたい。
そういう関係を望む女性がいても、何も不思議ではありません。
恋愛は素敵なものです。
けれど、恋愛だけが男女の時間の答えではありません。
人生のステージが変われば、人との心地よい距離も変わっていくのでしょう。
数時間だけ、自分のために。
生活そのものではなく、その日の気持ちに似合う時間を。


