セックスしたい。でも、生活には入ってきてほしくない。|全5章
セックスしたい。 では、誰とする?
恋人、セフレ、不倫相手、ワンナイト、そしてプロ。
「誰が正解か」ではなく、
自分は、どんな距離を望んでいるのか。
「セックスしたい」
女性がそう思うことは、少しも不思議なことではありません。
オナニーをすることもある。
AVを見ることもある。
ひとりで自分の身体と向き合う夜もある。
それで満たされる日もあります。
でも、ときにはそれとは別に、
誰かとセックスしたい。
そう思うこともある。
肌の温度や、人と向き合う時間まで含めて、 ひとりではないセックスが欲しくなる。
だからといって、 「恋人が欲しい」 とは限らないのだと思います。
むしろ今回の全5章で考えてみたいのは、その間にある、 あまりきれいに名前をつけられてこなかった気持ちです。
恋人が欲しい
わけじゃない。
仕事がある。
友人との時間がある。
ひとりで過ごす休日も好き。
好きな場所へ出かけたり、本を読んだり、旅行をしたり。
夜になれば、自分の好きなタイミングで眠る。
すでに、自分の生活があります。
だから、
セックスしたいからといって、その生活そのものを 誰かとの恋愛へ組み替えたいとは限りません。
これは、案外大きな違いです。
「今日はセックスしたい」
「この人を自分の日常へ迎えたい」
この二つは、同じでなくてもいい。恋人をつくれば、セックスだけがやってくるわけではありません。
そして関係によっては、その先の人生について考えることもあるでしょう。
もちろん、それを望むなら、とても素敵なことです。
でも、 「今日はセックスしたい」 という気持ちと、 「この人を自分の日常へ迎えたい」 という気持ちは、同じでなくてもいい。
ここを分けて考えてみると、選択肢はずいぶん違って見えてきます。
では、
誰とセックスする?
大きく分けてみると、いくつかの選択肢があります。
どれが正しいかを決めるためではありません。
もちろん、人間関係はこんなに単純には分類できません。
恋人でも自由な関係はありますし、 セフレでも深い感情が生まれることがあります。
ワンナイトのつもりが、その後も会うことだってある。
それでも一度並べてみると、
それぞれの違いが見えてきます。
「誰がいい?」ではなく、
「何を望んでいる?」
恋人
恋人には、恋人だからこその安心感があります。
一方で、セックス以外の時間も共有することになるでしょう。
不倫相手
不倫には、また別の複雑さがあります。
秘密を共有することや、日常から少し離れた時間そのものに 惹かれることもあるかもしれません。
けれど、お互いの生活がすでに存在しているからこそ、 簡単ではない部分もあります。
ワンナイト
ワンナイトは、とても軽やかに見えます。
その夜だけなら、翌日から関係を維持しなくてもいい。
「一度だけのセックスを自分で選んだ」ことと、
「結果として一度で終わった」ことは、同じではありません。
楽しい夜になることもあれば、 思っていたものと違った、と感じることもあるでしょう。
そして、プロ。
料金が発生する代わりに、 最初から「サービスとして会う」という境界があります。
ここだけを見ると、少し事務的に聞こえるかもしれません。
でも、本当にそうでしょうか。
それについては、この連載の最後で改めて考えます。
その真ん中に、
「セフレ」がいる。
5つを並べてみると、興味深い位置にいるのがセフレです。
生活に入ってこない。
知らない相手でもない。
何度か会っているから、相手を知っている。
安心できる。
セックスの相性も分かっている。
それでも、恋人ではない。
という気持ちには、たしかに都合がよく見えます。
でも、
「ちょうどいい人」は簡単に見つかる?
ここからが、次のお話です。
セフレなら誰でもいい、というわけではありません。
そして何より、
これが全部そろって、ようやく「ちょうどいいセフレ」になる。
そう考えると、セフレは恋人より簡単なのでしょうか。
それとも、恋人とは別の意味で、 見つけるのが難しい相手なのでしょうか。
第2章では、そこをもう少し丁寧に考えてみます。
OPUS
セックスしたいと思うことも。
恋人はいらないと思うことも。
今の生活を変えたくないと思うことも。
どれか一つに決めなくてもいいのだと思います。
OPUSでは、そんな女性の気持ちについて、 これからも静かに言葉にしていきます。
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