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  • セックスなんか要らなければ、人生はもっと簡単だった。|なぜ私たちは、こんなにもセックスに振り回されるのか。【第1章/全5章】

    セックスなんか要らなければ、人生はもっと簡単だった。|なぜ私たちは、こんなにもセックスに振り回されるのか。【第1章/全5章】

    なぜ私たちは、こんなにもセックスに振り回されるのか。|全5章
    CHAPTER 01 / 05

    セックスなんか要らなければ、
    人生はもっと簡単だった。

    なぜ、ほんの短い出来事が、
    私たちの心をこんなにも長く動かすのだろう。

    食べたい。 眠りたい。 休みたい。

    こういう欲求なら、私たちはそれほど身構えずに口にできます。

    けれど、「セックスしたい。」

    たったそれだけの言葉になると、少し事情が変わります。

    誰かを好きなのか。 寂しいのか。 恋人が欲しいのか。 満たされていないのか。

    ただ身体に生まれた欲望であるはずなのに、その周囲には、ずいぶんたくさんの意味が集まってきます。

    でも、本当はもっと素朴な気持ちであってもいいのかもしれません。

    寂しくなくても、セックスしたいことはある。
    生活に不満がなくても、誰かの身体を求める夜はある。

    そんな気持ちを、急いで別の名前へ言い換えなくてもいいのだと思います。

    01

    セックスなんか要らなければ、
    もっと楽だった?

    少し不思議な想像をしてみます。

    もし、人間から 「セックスしたい」 という欲望だけが消えたら。

    恋愛そのものが消えるわけではありません。誰かを愛することも、寄り添うことも、抱きしめることもできる。

    けれど、人生のかなりの部分は、今より単純になるのではないでしょうか。

    01誰かに会うために服を選ぶ。
    02鏡の前で髪を整える。
    03メッセージが来ていないかスマートフォンを見る。

    「今夜は、何か起きるのだろうか」

    そんなことを考えながら、まだ起きてもいない出来事に胸を少しだけ弾ませる。

    セックスを求めなければ必要のなかった遠回りを、人間は驚くほどたくさんしています。

    そして、その遠回りが、ときには妙に美しかったりもします。

    まだ何も起きていない夜にセックスを想像しながら外出の準備をする30代女性
    まだ何も起きていない。それでも、セックスを想像した瞬間から、いつもの夜が少し違って見える。
    02

    セックスしている時間は、
    人生の中では驚くほど短い

    ここで、さらに奇妙なことがあります。

    人間が実際にセックスしている時間は、人生全体から見れば、ほんのわずかです。

    オーガズムに至っては、さらに短い。

    それなのに私たちは、その短い出来事のために、ずいぶん長い時間を使います。

    想像する → 期待する → 迷う → 思い出す

    会う前から想像する。相手の言葉を思い返す。期待する。迷う。ときには断られて傷つく。

    そして、終わったあとにも思い出す。

    一人で身体の快感を得ることなら、オナニーという方法もあります。

    それでも人は、ときどき「一人ではないセックス」を求めます。

    このことを考えると、セックスとは単に、身体に快感を起こす行為ではないように思えてきます。

    セックスという短い出来事と長く続く心の時間を手帳の予定から見つめる30代女性
    セックスは一瞬。それでも、その一瞬を想像している時間は、もっと長い。
    03

    私たちは「まだ起きていないセックス」にも、
    心を動かされる

    考えてみれば、これは少し不思議です。

    セックスは、まだ始まっていない。

    触れてもいない。 キスもしていない。 服を脱いでもいない。

    「もしかしたら今夜、セックスするかもしれない」

    そう思っただけで、心はすでに動き始めることがあります。

    香水を選ぶこと。少し丁寧に服を選ぶこと。待ち合わせへ向かう電車の時間。

    まだ存在していない未来の出来事が、現在の気分を変えている。

    人間は実際のセックスだけではなく、「セックスの可能性」にも心を動かされる生き物なのかもしれません。

    QUESTION

    私たちが欲しいのは、
    本当にセックスそのものなのでしょうか。

    04

    「セックスしたい」の中には、
    何が入っているのだろう

    身体の快感
    オーガズム
    体温
    抱擁
    求めること
    求められること
    解放
    自分の身体

    身体の快感が欲しい。オーガズムを感じたい。誰かの体温に触れたい。抱きしめられたい。

    自分も誰かを求めたい。誰かから「あなたがいい」と思われたい。

    あるいは、仕事や役割や予定からほんの少し離れて、ただ一人の女性として身体を感じたい。

    どれか一つだけかもしれません。いくつかが、静かに重なっているのかもしれません。

    「セックスしたい」という言葉は、
    実はとても大きな言葉なのではないか。

    そこには、身体だけでは収まりきらない気持ちが入っている。

    もちろん、セックスをそれほど必要としない人もいます。それも、とても自然なことです。

    だからこそ面白い。強く求める人がいて、ほとんど求めない人もいる。同じ人でも、欲しい夜と欲しくない夜がある。

    人間の性欲は、どうしてこれほど一定ではないのでしょう。

    05

    「寂しい」ではなく、
    今日はセックスがしたい

    「セックスしたい」と思ったとき、必ずしも理由を探さなくてもいいのではないでしょうか。

    寂しいから。 愛されていないから。 満たされていないから。

    そんな説明が当てはまる日もあるでしょう。

    けれど、何も不足していない夜に、ただ身体の奥から欲望が現れることだってある。

    寂しさではなく自分の性的欲望としてセックスしたい気持ちを静かに認める30代女性
    「寂しい」ではなく、今日はセックスがしたい。欲望には、必ずしも別の理由が必要なわけではない。

    AND YET, IT STAYS WITH US.

    たった一瞬なのに、
    人生のずいぶん遠くまで入り込んでくる

    セックスは短い。

    オーガズムは、もっと短い。

    それなのに、その一瞬を求める気持ちは、ときに何時間も、何日も、もっと長く心の中に残ります。

    恋愛を始めることもある。関係を終わらせることもある。セックスレスに悩むこともある。会ってはいけないと思う人に会いたくなることもある。

    ほんの短い身体の出来事が、人生のずいぶん遠くまで入り込んでくる。

    だとすれば――

    私たちを振り回しているのは、
    セックスそのものではないのかもしれません。
    「セックスしたい」と思っている時間。 まだ起きていないセックスを想像している時間。

    そちらのほうが、ずっと長いのではないでしょうか。

    では、なぜ人間の心は、まだ手に入れてもいない快感を、こんなにも長く追いかけられるのでしょう。

    そして、オーガズムが一瞬で終わることを知っているのに、なぜまたセックスを求めるのでしょう。

    NEXT CHAPTER
    02

    オーガズムは一瞬なのに、
    なぜ私たちはセックスを追いかけるのか。

    オーガズム、オナニー、期待、快感。
    「気持ちいい」と「欲しい」は、本当に同じなのでしょうか。

    第2章を読む
  • 「セフレ・オンデマンド」という考え方。|欲しい時間だけを選ぶ【全5章・第5章】

    「セフレ・オンデマンド」という考え方。|欲しい時間だけを選ぶ【全5章・第5章】

    セックスしたい。でも、生活には入ってきてほしくない。|全5章

    CHAPTER 05 / 05

    「セフレ・オンデマンド」という考え方。|欲しい時間だけを選ぶ

    欲しいのは親密さ。欲しくないのは、その後の日常までセットになること。

    価格か、関係コストか。

    セフレはお金を払わない代わりに、関係を維持します。プロは料金を払う代わりに、関係を維持しなくていい。この違いを、単純な「無料か有料か」だけで見ると、本質を見失います。

    プロの男性と腕を組んで歩く女性と外側はサービス中では恋人気分というメッセージ
    外側はサービス。中では、恋人気分。事務的なのは仕組みであって、過ごす時間ではない。

    境界が明確であることと、一緒にいる時間が冷たいことは同じではありません。むしろ、始まりと終わりが明確だからこそ、その時間だけを安心して楽しめることもあります。

    欲しいときに、自分で選ぶ。

    会うかどうかを決める。誰と過ごすかを決める。どんな時間にしたいかを伝える。そして終われば、自分の日常へ戻る。

    朝の自宅でコーヒーを飲みながら自分の日常へ戻る女性

    会わない時間まで、誰かのものにならなくていい。恋人を否定する必要も、セフレを否定する必要もありません。ただ、自分が本当に欲しいものを、自分の都合で選んでいい。

    セックスしたいでも生活には入ってきてほしくない全5章シリーズ完結カード

    SERIES COMPLETE|セックスしたい。でも、生活には入ってきてほしくない。

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    全5章

    1. CHAPTER 01
    2. CHAPTER 02
    3. CHAPTER 03
    4. CHAPTER 04
    5. CHAPTER 05
  • セフレには「解約ボタン」がない。|入口はカジュアル、出口は?【全5章・第4章】

    セフレには「解約ボタン」がない。|入口はカジュアル、出口は?【全5章・第4章】

    セックスしたい。でも、生活には入ってきてほしくない。|全5章

    CHAPTER 04 / 05

    セフレには「解約ボタン」がない。|入口はカジュアル、出口は?

    入口はカジュアル。では、出口も同じでしょうか。

    人間関係は、解約できない。

    サービスなら、利用をやめれば終わります。けれど、人間関係には「解約」ボタンがありません。自分が終わりたいと思った瞬間に、相手の気持ちまで同時に消えるわけではないからです。

    ホテルのエレベーター前で人間関係は解約できないことを表現した女性

    どちらかがもっと会いたいと思う。どちらかが距離を置きたいと思う。新しい恋人ができる。仕事や生活が変わる。関係の終わりには、二人分の事情があります。

    終わったあとにも、関係は残る。

    連絡先、記憶、気持ち、習慣。終わると決めても、昨日まで存在していた関係がその瞬間に無かったことになるわけではありません。

    東京の夜景を見つめながら終わったあとにも残る関係を考える女性

    だからこそ、「始めやすさ」だけでなく「終わりやすさ」も、自分が選ぶ関係の一部として考えていい。

    ホテル入口でセフレ・オンデマンドという考え方を予告する女性

    NEXT CHAPTER|「セフレ・オンデマンド」は成立する?

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    全5章

    1. CHAPTER 01
    2. CHAPTER 02
    3. CHAPTER 03
    4. CHAPTER 04
    5. CHAPTER 05
  • セフレは無料。でも「維持費」がかかる。|OPUS【全5章・第3章】

    セフレは無料。でも「維持費」がかかる。|OPUS【全5章・第3章】

    セックスしたい。でも、生活には入ってきてほしくない。|全5章

    CHAPTER 03 / 05

    セフレは無料。でも「維持費」がかかる。|OPUS

    セフレには値札がありません。けれど、コストがないわけではありません。

    料金の代わりに、払っているもの。

    時間。予定。連絡。気遣い。そして、ときには感情。会いたいときに必ず会えるわけでもなく、相手にも生活があります。

    セフレ関係で料金の代わりに払う時間・予定・連絡・気遣い・感情を示すテーブル
    「無料」と「コストがない」は、同じではない。

    関係が続けば、慣れます。安心します。信頼することもあります。そして、その人が少しずつ特別になることがあります。

    セフレに慣れ安心し信頼するうちに特別な感情が生まれる女性

    最初は「セックスだけ」のつもりでも、人と人との関係である以上、気持ちまで完全に固定することはできません。

    関係を維持する、という支払い。

    セフレはお金を払わない代わりに、関係を維持します。ここは、料金が明確なサービスとの大きな違いです。

    セフレには解約ボタンがないことを示すスマートフォンと鍵の静物

    NEXT CHAPTER|セフレには「解約ボタン」がない。

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    全5章

    1. CHAPTER 01
    2. CHAPTER 02
    3. CHAPTER 03
    4. CHAPTER 04
    5. CHAPTER 05
  • 恋人はいらない。でも、セックスはしたい。|なぜセフレは「ちょうどいい」のか。【全5章・第2章】

    恋人はいらない。でも、セックスはしたい。|なぜセフレは「ちょうどいい」のか。【全5章・第2章】

    セックスしたい。でも、生活には入ってきてほしくない。|全5章

    CHAPTER 02 / 05

    恋人はいらない。でも、セックスはしたい。|なぜセフレは「ちょうどいい」のか。

    恋人はいらない。でも、セックスはしたい。

    この二つは矛盾しません。自分の生活を大切にしながら、誰かとの親密な時間を欲しいと思うことはあります。

    なぜセフレは「ちょうどいい」のか。

    恋人ほど生活に入り込まず、ワンナイトほど知らない相手でもない。何度か会い、安心感や相性が分かっている。それでも恋人ではない。その距離は、たしかに魅力的に見えます。

    理想のセフレに必要な安心感・清潔感・相性・秘密・距離・時間・連絡頻度・同じ関係への希望を整理した図

    けれど、理想のセフレには条件があります。安心できる。清潔感がある。相性がいい。秘密を守れる。距離と時間が合う。連絡の頻度が心地いい。そして、二人が同じ関係を望んでいる。

    自分が相手を気に入る。相手も自分を気に入る。同じ関係を望む。そして、タイミングが合う。

    それらが重なって、ようやく「ちょうどいい関係」になります。

    無料だから、軽いとは限らない。

    ここで次の疑問が生まれます。お金を払わない関係なら、本当にコストはないのでしょうか。会うための時間、予定の調整、連絡、気遣い。関係を続けるためには、目に見えないものを少しずつ使います。

    セフレは無料でも時間・予定・連絡・気遣いなどの維持費がかかることを問いかけるOPUS第3章予告

    NEXT CHAPTER|セフレは無料。でも「維持費」がかかる。

    女性が安心して、自分の気持ちを認められる場所へ。

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    全5章

    1. CHAPTER 01
    2. CHAPTER 02
    3. CHAPTER 03
    4. CHAPTER 04
    5. CHAPTER 05
  • セックスしたい。では、誰とする?|恋人・セフレ・ワンナイト・プロを考える【全5章・第1章】

    セックスしたい。では、誰とする?|恋人・セフレ・ワンナイト・プロを考える【全5章・第1章】

    セックスしたい。でも、生活には入ってきてほしくない。|全5章

    CHAPTER 01 / 05

    セックスしたい。 では、誰とする?

    恋人、セフレ、不倫相手、ワンナイト、そしてプロ。

    「誰が正解か」ではなく、
    自分は、どんな距離を望んでいるのか。

    「セックスしたい」

    女性がそう思うことは、少しも不思議なことではありません。

    オナニーをすることもある。
    AVを見ることもある。
    ひとりで自分の身体と向き合う夜もある。

    それで満たされる日もあります。

    でも、ときにはそれとは別に、
    誰かとセックスしたい。

    そう思うこともある。

    肌の温度や、人と向き合う時間まで含めて、 ひとりではないセックスが欲しくなる。

    だからといって、 「恋人が欲しい」 とは限らないのだと思います。

    むしろ今回の全5章で考えてみたいのは、その間にある、 あまりきれいに名前をつけられてこなかった気持ちです。

    東京の自宅でくつろぐ女性と「恋人が欲しいわけじゃない。今の生活を、変えたいわけでもない。」というメッセージ
    恋人が欲しいわけじゃない。今の生活を、変えたいわけでもない。
    01

    恋人が欲しい
    わけじゃない。

    仕事がある。

    友人との時間がある。

    ひとりで過ごす休日も好き。

    好きな場所へ出かけたり、本を読んだり、旅行をしたり。
    夜になれば、自分の好きなタイミングで眠る。

    すでに、自分の生活があります。

    だから、

    セックスしたいからといって、その生活そのものを 誰かとの恋愛へ組み替えたいとは限りません。

    これは、案外大きな違いです。

    THINK ABOUT IT

    「今日はセックスしたい」

    「この人を自分の日常へ迎えたい」

    この二つは、同じでなくてもいい。

    恋人をつくれば、セックスだけがやってくるわけではありません。

    連絡する 予定を決める 食事をする 相手の話を聞く 自分のことを話す

    そして関係によっては、その先の人生について考えることもあるでしょう。

    もちろん、それを望むなら、とても素敵なことです。

    でも、 「今日はセックスしたい」 という気持ちと、 「この人を自分の日常へ迎えたい」 という気持ちは、同じでなくてもいい。

    ここを分けて考えてみると、選択肢はずいぶん違って見えてきます。

    02

    では、
    誰とセックスする?

    大きく分けてみると、いくつかの選択肢があります。

    01 恋人
    02 セフレ
    03 不倫相手
    04 ワンナイト
    05 プロ

    どれが正しいかを決めるためではありません。

    もちろん、人間関係はこんなに単純には分類できません。

    恋人でも自由な関係はありますし、 セフレでも深い感情が生まれることがあります。

    ワンナイトのつもりが、その後も会うことだってある。

    それでも一度並べてみると、
    それぞれの違いが見えてきます。

    セックスの相手として恋人・セフレ・不倫相手・ワンナイト・プロを生活への入り込みと関係維持の負担で比較した図
    恋人、セフレ、不倫相手、ワンナイト、プロ。大切なのは優劣ではなく、自分が望む関係との距離を考えること。
    03

    「誰がいい?」ではなく、
    「何を望んでいる?」

    BOYFRIEND

    恋人

    恋人には、恋人だからこその安心感があります。

    一方で、セックス以外の時間も共有することになるでしょう。

    AFFAIR

    不倫相手

    不倫には、また別の複雑さがあります。

    秘密を共有することや、日常から少し離れた時間そのものに 惹かれることもあるかもしれません。

    けれど、お互いの生活がすでに存在しているからこそ、 簡単ではない部分もあります。

    ONE NIGHT

    ワンナイト

    ワンナイトは、とても軽やかに見えます。

    その夜だけなら、翌日から関係を維持しなくてもいい。

    「一度だけのセックスを自分で選んだ」ことと、
    「結果として一度で終わった」ことは、同じではありません。

    楽しい夜になることもあれば、 思っていたものと違った、と感じることもあるでしょう。

    PROFESSIONAL

    そして、プロ。

    料金が発生する代わりに、 最初から「サービスとして会う」という境界があります。

    ここだけを見ると、少し事務的に聞こえるかもしれません。

    でも、本当にそうでしょうか。

    それについては、この連載の最後で改めて考えます。

    04

    その真ん中に、
    「セフレ」がいる。

    5つを並べてみると、興味深い位置にいるのがセフレです。

    NOT QUITE 恋人ほど
    生活に入ってこない。
    FWB
    NOT QUITE ワンナイトほど
    知らない相手でもない。

    何度か会っているから、相手を知っている。

    安心できる。

    セックスの相性も分かっている。

    それでも、恋人ではない。

    「恋人はいらない。
    でも、セックスはしたい。」

    という気持ちには、たしかに都合がよく見えます。

    恋人はいらないけれどセックスはしたい女性にとって、なぜセフレがちょうどいいのかを問いかける第2章予告
    NEXT CHAPTER|なぜセフレは「ちょうどいい」のか。恋人はいらない。でも、セックスはしたい。
    05

    でも、
    「ちょうどいい人」は簡単に見つかる?

    ここからが、次のお話です。

    セフレなら誰でもいい、というわけではありません。

    安心できる 清潔感がある セックスの相性がいい 話していて嫌ではない 秘密を守れる 会える距離にいる 時間が合う 連絡の頻度が心地いい

    そして何より、

    自分が相手を気に入り、
    相手も自分を気に入り、
    お互いが同じ関係を望んでいる。

    これが全部そろって、ようやく「ちょうどいいセフレ」になる。

    そう考えると、セフレは恋人より簡単なのでしょうか。

    それとも、恋人とは別の意味で、 見つけるのが難しい相手なのでしょうか。

    第2章では、そこをもう少し丁寧に考えてみます。

    NEXT CHAPTER

    CHAPTER 02 / 05

    なぜセフレは
    「ちょうどいい」のか。

    恋人はいらない。
    でも、セックスはしたい。

    その二つを同時にかなえてくれそうに見えるのが、セフレです。

    けれど、「理想のセフレ」が最初から目の前にいるとは限りません。

    第2章を読む →

    OPUS

    セックスしたいと思うことも。
    恋人はいらないと思うことも。
    今の生活を変えたくないと思うことも。

    どれか一つに決めなくてもいいのだと思います。

    大切なのは、
    自分が何を望んでいるのかを、
    自分だけは曖昧にしないこと。

    OPUSでは、そんな女性の気持ちについて、 これからも静かに言葉にしていきます。

    OPUS TOKYO →
  • 【全3章・第3章】生活は変えたくない。でも、セックスはしたい。セフレより「プロを選ぶ」という考え方

    【全3章・第3章】生活は変えたくない。でも、セックスはしたい。セフレより「プロを選ぶ」という考え方

    セフレをつくる? プロを選ぶ?|全3章

    CHAPTER 03 / 03

    生活は変えたくない。
    でも、セックスはしたい。 セフレより「プロを選ぶ」という考え方

    FINAL CHAPTER

    今の生活を、変えたいわけではない。

    仕事もある。
    自分の時間もある。
    一人で過ごす夜も、それほど嫌いではない。

    それでも、ときどき誰かに触れたいと思う。

    抱きしめられたい。
    男性の体温を感じたい。
    エリア、セックスしたいと思う夜もある。

    そんなとき、セフレという関係は、とても合理的に見えます。

    恋人にならなくていい。
    お互いに求めたときだけ会えばいい。
    それぞれの生活を変える必要もない。

    BUT

    もし本当に欲しかったものが
    「関係」ではなく「セックスや親密な時間」だったのなら。

    最初から、そのために設計された時間を選ぶ方法もあります。

    01

    WHAT DO I REALLY WANT?

    欲しいのは、
    新しい人生じゃない。

    新しい人生ではなく今の生活に親密さを求める30代女性
    今の暮らしに不満があるわけではない。ただ、そこに少しだけ親密さを足したい。

    「何かが足りない」と感じることと、 「今の人生が嫌い」ということは、同じではありません。

    仕事をして、自分の家へ帰って、好きなものを食べて、 休日には好きなことをする。

    そんな日常を大切にしている女性にも、身体の欲求はあります。

    誰かの肌に触れたい夜もあるでしょう。
    少し甘えたい日もある。
    女性として大切に扱われる時間が欲しくなることもある。

    だからといって、新しい恋愛や新しい生活まで 欲しいとは限りません。

    “ 今の人生はそのままでいい。
    そこへ、少しだけ親密な時間を足したい。

    そんな気持ちも、とても自然なものだと思います。

    02

    A CASUAL RELATIONSHIP

    だから、セフレは
    魅力的に見える。

    セフレとの気軽な関係を楽しむ30代女性
    恋人ではない。生活も変えない。最初は、気軽に会える関係のつもりだった。

    セフレという関係の魅力は、その 「軽さ」 にあるのだと思います。

    恋人にならなくてもいい。将来を約束する必要もない。

    お互いに会いたいときに会って、親密な時間を過ごしたら、 それぞれの日常へ帰る。

    それが続く間は続ける。
    どちらかが違う人生へ進むときには、静かに終わる。

    もし本当にそのままでいられるなら、 とても合理的な関係です。

    でも、最初に決めた「関係の名前」が、
    その後の気持ちまで決めてくれるわけではありません。

    身体だけだったはずの人が、 少しずつ「その人」になっていくことがあります。

    03

    WHEN FEELINGS BEGIN TO MOVE

    セックスは、ときどき
    人を飲み込む。

    セフレとの関係が日常の感情に入り始めた30代女性
    身体だけのつもりだった。それでも、いつの間にか相手からの連絡を待っていることがある。
    何度も会う。 身体を重ねる。 ベッドの外でも少し話す。 好きな食べ物を知る。 仕事の愚痴を聞く。 次に会う日を楽しみにする。

    そしてある夜、何気なくスマートフォンを見ている自分に気づく。

    「今日は、連絡が来ないな」

    恋人になりたかったわけではないのに。

    男性だからでも、女性だからでもありません。

    身体と心は、いつも私たちが引いた境界線どおりに 動いてくれるわけではないのでしょう。

    “ セフレの難しさは、
    最初から重いことではありません。

    軽い関係として始められても、
    軽いままで終われるとは限らない。
    04

    WHAT COMES AFTER

    本当に考えたいのは、
    セックスの「あと」。

    セックスの後の日常や人間関係について考える30代女性
    セックスは終わっても、人生は続く。その後、自分の日常へどう戻るか。

    セフレとプロを比較するとき、私たちはつい 「会うまで」を比べます。

    01

    どちらが
    気軽か

    02

    どちらが
    負担が少ないか

    03

    どちらが
    楽しいか

    けれど、生活への影響が現れるのは、 むしろそのあかも知れません。

    セックスそのものは、いつか終わります。

    でも、人間関係はホテルのドアを閉めた瞬間に 必ず終わるものではありません。

    次に、いつ会うのか。

    どのくらい連絡するのか。

    片方だけが会いたくなったら。

    どちらかに恋人ができたら。

    気持ちの温度が違ってきたら。

    探して、避妊や性感染症、プライバシーなど、 身体と生活に関わることもあります。

    05

    WHY PROFESSIONAL?

    「プロを選ぶ」ということは、
    境界のある時間を選ぶこと。

    女性用風俗に料金を払うことを、 単純に「男性を買う」と捉えると、 少し違って見えるかもしれません。

    OPUSが大切にしたいのは、 男性そのものではありません。

    PRIVATE TIME, WITH BOUNDARIES

    女性が、自分のために確保する時間。

    TIME

    会う日時と
    時間が決まっている

    BOUNDARY

    サービスとしての
    範囲がある

    DAILY LIFE

    時間の後は
    それぞれの日常へ

    セフレでは、その境界線を二人自身でつくり、 その後も二人で調整していくことになります。

    プロとの時間には、最初から一定の枠組みがあります。

    もちろん、プロだから心がまったく動かない、 という意味ではありません。

    人と人が会う以上、心が動くことはあります。

    それでも、私生活に新しい人間関係そのものを増やさずに、 親密な時間を選びやすい。

    そこには、セフレとは少し違う意味があります。

    06

    MATCH THE CHOICE TO THE PURPOSE

    欲しいものが「関係」ではないなら。

    「この人と、もっと一緒にいたい」

    「日常でも連絡を取りたい」

    「二人だけの思い出を増やしたい」

    そんな気持ちなら、プライベートな関係の方が 心地よいこともあるでしょう。

    あるいは、本当に欲しいものは恋愛なのかもしれません。

    でも、もし――

    今の生活は変えたくない。

    新しい人間関係を抱えたいわけではない。

    それでも、セックスや親密な時間は欲しい。

    そう感じているのなら、 私生活の中に新しい関係をつくるより、 最初から時間と境界が設けられたプロとの時間の方が、 求めているものに近い場合があります。

    費用だけを見れば、セフレの方が気軽に見えるかもしれません。

    けれど、時間、感情、生活、人間関係まで含めて考えると、 料金を払って関係の境界を明確にすることにも、ひとつの理由があります。

    07

    YOU DON’T NEED AN EXCUSE

    「セックスしたい」に、
    理由を足さなくてもいい。

    寂しいから。
    愛されていないから。
    恋人がいないから。

    そんな理由がなくてもいいのだと思います。

    ただ、セックスしたい。

    それだけの日があってもいい。

    誰かに触れたい。
    抱きしめられたい。
    男性の体温を感じたい。

    少しだけ、心がほどけるような時間を過ごしたい。

    欲望があることと、 人生に不満があることは同じではありません。

    だから、その気持ちを満たすためだけに、 人生そのものまで大きく動かす必要もないのだと思います。

    08

    CHERISH YOUR LIFE

    今の人生を、
    大切にしたまま。

    今の人生を大切にしながら自分の欲求を選ぶ30代女性
    人生を変えるためではなく、今ある人生を大切にしながら、欲しいものを自分で選ぶ。

    今の生活を、変えたくない。

    それは、変化を怖がっているという意味ではありません。

    今あるものを大切にしている。
    そんな気持ちでもあるのだと思います。

    仕事 自分の家 一人の時間 友達 明日の予定

    そのすべてを大切にしたまま、 セックスしたいという自分の気持ちも大切にする。

    もし目的が恋愛ではなく、 親密な時間そのものにあるのなら。

    そのためにつくられたサービスを選ぶことは、 決して不自然なことではありません。

    “ 欲望のために人生を変えるのではなく、
    今の人生を大切にしながら、
    欲しい時間を自分で選ぶ。

    OPUSは、その選択肢のひとつでありたいと思っています。

    急いで答えを出さなくても大丈夫です。

    「私は、本当は何が欲しいんだろう」

    まずは、そんなふうに自分の気持ちを聞いてみる。

    その答えが恋愛でも、セフレでも、 今は誰もいらないでもいい。

    そしてもし、

    「生活は変えたくない。
    増、誰かに触れたい」

    という答えだったなら。

    その気持ちの置き場所として、 プロとの時間という選択肢もあることを、 そっと思い出していただければと思います。

    A PRIVATE CHOICE, JUST FOR YOU

    自分の気持ちを、
    安心して認められる場所へ。

    まだ、何を選ぶか決まっていなくても構いません。
    OPUSでは、あなたが大切にしたい日常と気持ちの両方から、 ゆっくり考えていただけます。

  • 【全3章・第1章】セフレを作る? 女性用風俗でプロを選ぶ?「セックスしたい」と思った女性の選択肢

    【全3章・第1章】セフレを作る? 女性用風俗でプロを選ぶ?「セックスしたい」と思った女性の選択肢

    OPUS NEWS & VOICE
    セフレと女性用風俗を考える|全3章
    CHAPTER 01 / 03

    SEX FRIEND OR PROFESSIONAL COMPANION?

    セフレをつくる?
    女性用風俗でプロを選ぶ?
    「セックスしたい」と思った女性の選択肢

    欲しいのは、新しい人間関係?
    それとも、男性と過ごす時間?

    セフレと女性用風俗の違いについて考える30代女性

    セックスしたい。

    でも、恋人が欲しいわけではない。

    今の仕事も嫌いではない。住んでいる場所を変えたいわけでもない。
    結婚している女性なら、家族との生活を壊したいわけでもない。

    ただ、ときどき思う。

    男性に触れられたい。
    女性として見られたい。
    そして、セックスしたい。

    そんなとき、「セフレをつくる」という選択肢を考えたことがある女性もいるのではないでしょうか。

    一方、もう一つの選択肢として、
    女性用風俗でプロとの時間を選ぶ
    という方法もあります。

    今回は「どちらが正しいか」ではなく、
    自分が本当に欲しいものは何なのかというところから考えてみます。

    01

    MY LIFE, MY DESIRE

    今の生活は大切。
    でも、セックスはしたい。

    性的な欲求があるからといって、今の人生に不満があるとは限りません。

    仕事もある。
    家族もいる。
    友人もいる。
    一人で楽しめる時間もある。

    それなりに、自分の人生をつくってきた。

    それでも、「セックスしたい」という気持ちだけがなくなるわけではありません。

    むしろ難しいのは、
    今の生活を大切にしているからこそ、その生活を大きく変えずに欲求と向き合いたい
    という女性ではないでしょうか。

    今の生活を大切にしながらセックスしたい気持ちと向き合う30代女性

    02

    NOT JUST ABOUT MONEY

    「お金がかからない」だけで、
    選んでいいのでしょうか。

    金銭だけを比べれば、セフレには分かりやすい魅力があります。

    女性用風俗を利用すれば、サービスに対する料金が発生します。
    セフレは私的な関係ですから、相手と会うこと自体にサービス料金はありません。

    「セックスしたいだけなら、
    セフレをつくればいいのでは?」

    そう考えるのも自然です。

    けれど、ここには大きな違いがあります。

    THE IMPORTANT DIFFERENCE
    セフレは、無料で利用できる
    サービスではありません。

    一人の人間との関係です。

    03

    A RELATIONSHIP BEGINS FIRST

    セフレも、まずは
    人間関係から始まる。

    セフレが欲しいと思ったとしても、その瞬間にセフレが現れるわけではありません。

    01出会う
    02話す
    03知る
    04お互いに選ぶ

    清潔感はあるだろうか。一緒にいて安心できるだろうか。
    身体的に受け入れられるだろうか。自分の希望を尊重してくれる人だろうか。

    そして当然、女性が男性を選ぶだけではありません。
    相手にも意思があります。

    「今セックスしたい」という欲求と、
    「セフレをつくる」という行動は、
    実は同じものではありません。

    セフレとの関係を考えながら男性と会話する30代女性

    04

    TIMING BELONGS TO TWO PEOPLE

    会いたい夜に、
    会えるとは限らない。

    関係ができた後にも、忘れられないことがあります。

    セフレも、人間です。

    仕事があります。友人がいます。家族がいるかもしれません。
    恋人ができることもあります。

    こちらが金曜日の夜に会いたいと思っても、相手は仕事かもしれない。
    自分は月に一度か二度くらいが心地いいと思っていても、
    相手はもっと頻繁に会いたいかもしれない。

    もちろん、その逆もあります。

    自分にとって都合のいい関係が、
    相手にとっても都合のいい関係で
    あり続けるとは限らない。

    これは誰が悪いという話ではありません。
    人間同士だから、当然なのです。

    会いたい夜でも相手の都合があることを考えながら東京を歩く30代女性

    05

    ANOTHER WAY TO CHOOSE

    では、女性用風俗で
    「プロを選ぶ」とは?

    ここで、女性用風俗というもう一つの選択肢を考えてみます。

    女性用風俗では、利用したいと思った女性がキャストさんを選び、
    予定を確認し、予約します。

    選ぶ
    →
    予約する
    →
    一緒に過ごす
    →
    日常へ戻る

    また会いたければ、次の機会に同じキャストさんを選ぶこともできます。
    しばらく利用しないという選択もできます。
    違うキャストさんと過ごしてみたいと思えば、それも一つの選択です。

    ここで料金を支払っている意味を、
    単純に「男性にお金を払う」とだけ考えると、本質を少し見失うかもしれません。

    01TIME望む時間を選ぶ
    02BOUNDARY関係に境界を持つ
    03CHOICE生活へ入れる範囲を選ぶ

    女性用風俗で男性との時間を自分で選ぶ30代女性

    06

    WHAT DO YOU REALLY WANT?

    欲しいのは「セフレ」?
    それとも「男性との時間」?

    ここで、一度だけ自分に問いかけてみてもいいかもしれません。

    私が欲しいのは、本当に
    「セフレ」という男性?

    OR

    「男性と過ごす時間」
    なのでしょうか。

    男性に触れられたい。
    女性として見られたい。
    少し、ときめきたい。
    セックスしたい。

    でも、その男性との新しい人生まで欲しいわけではない。

    この二つは、似ているようでかなり違います。

    セフレには、セフレだからこその魅力があります。
    同じ男性と何度も会うことで生まれる親密さ。
    自分のことを知っている人がいる安心感。
    次に会える日を待つ楽しさ。

    だから、セフレを否定する必要はありません。

    ただし、その魅力こそが、
    セフレを単なる「セックスする相手」ではなくしていくことがあります。

    YOUR LIFE. YOUR CHOICE.

    セックスしたいからといって、
    人間関係まで欲しいとは限らない。

    今の生活は大切。でも、セックスはしたい。
    この二つは矛盾していません。

    大切なのは「どちらの方がお金がかからないか」だけではなく、

    私は、何に時間を使いたい?

    どこまで人間関係を増やしたい?

    今の生活へ、男性をどこまで入れたい?

    セックスは、人生を豊かに彩ってくれることがあります。

    だからこそ、その一瞬だけではなく、
    その前と、その後まで含めて、自分で選んでいい。

    セフレとの関係の始まりだけでなく終わりについて考える30代女性

    NEXT STORY

    人間関係である以上、
    いつかその関係にも終わりが来ます。

    「セフレロス」は意外とつらい。
    恋人ではなかった男性を失った女性の喪失感

    気軽にセックスするだけだったはず。恋人ではなかった。
    それなのに、いなくなったら思っていた以上につらかった。

    第2章では、セフレだからこそ見せてくれる夢と、
    その夢が終わったときに残るものを考えます。

    OPUS COMPLETE GUIDE

    女性向け風俗について、
    もう少し知ってから考えたい方へ。

    何をするのか。どんな男性と会うのか。
    料金、安全性、プライバシー、過ごし方。
    初めて気になったときに知りたいことを、一つの入口にまとめています。


    女性向け風俗 完全ガイドを見る
    →

    知ってから、決めてください。

    SERIES / 3 CHAPTERS

    セフレと女性用風俗を考える

    CHAPTER 01
    セフレをつくる?女性用風俗でプロを選ぶ?
    いま読んでいる章
    CHAPTER 02
    「セフレロス」は意外とつらい
    恋人ではなかった男性を失うということ
    CHAPTER 03
    セックスはしたい。でも今の生活は守りたい。
    安全・プライバシー・自分の生活を守る選択

  • 40代女性|「セックスしたい」が10代・20代の頃と少し変わってきた

    40代女性|「セックスしたい」が10代・20代の頃と少し変わってきた

    WOMEN’S DESIRE · 30s / 40s

    変わったのは、
    性欲だけ?

    「最近、以前よりセックスしたい気がする」

    ふと、そんなことを思う夜はありませんか。

    30代になってから。
    あるいは40代になってから。

    昔よりも、自分の中にある性欲の輪郭がはっきりしてきた。

    誰かのぬくもりが欲しい夜がある。
    抱きしめられたい夜がある。
    そして、とても素直に――セックスがしたい夜がある。

    けれど、少し不思議です。

    身体だけを考えるなら、なぜ「今」なのでしょう。

    本当に性欲が
    強くなったのでしょうか。

    それとも。

    変わったのは性欲ではなく、 その欲求を包んでいる人生のほうなのでしょうか。

    ときどき考えます。

    「セックスしたい」 SEVEN CHARACTERS, A WHOLE LIFE BEHIND THEM

    たった七文字の言葉です。

    けれど、その奥には、とても七文字では収まらない時間が流れています。

    今日は少しだけ、その時間を遡ってみます。

    CHAPTER 01 01

    本当に、40代になると
    性欲は強くなるの?

    40代女性が自宅でスマートフォンを眺めながら以前とは少し変わった自分の気持ちに気づく夜
    あの頃の「いつか」と、いま思う「いつか」。 同じ言葉なのに、時間の重さは少し違っている。

    「40代になると性欲が強くなる」

    そんな話を見かけることがあります。

    けれど、女性の性欲は年齢だけで美しい曲線を描くほど単純ではないようです。

    カラダには時間とともに変化が起きます。

    けれど人間には、カラダだけでは説明できないものがあります。

    記憶があります。 経験があります。 寂しさがあります。 そして、時間があります。

    だから少しだけ、時計を戻してみます。

    未来を急ぐ理由など、なかった時間

    10代、20代の頃。

    友達と何時間でも話せた。

    突然「今から会わない?」と言えた。

    恋をすれば、それだけで一日が少し違って見えた。

    まだ行ったことのない場所があり、 まだ知らない人がいて、 まだ経験したことのないことがたくさんあった。

    明日には、何かが起こりそうだった。

    来年には、もっと何かが起こりそうだった。

    未来はずっと先まで続いていて、急ぐ理由などなかった。

    もちろん、誰もが同じ日々を過ごしたわけではありません。

    それでも、ひとつだけ言えることがあります。

    あの頃と今では、性欲だけではなく、
    性欲を取り囲む世界そのものが違う。

    だとすれば。

    昔と今の「セックスしたい」を、 同じ物差しで測ること自体が、 少し無理なのかもしれません。

    CHAPTER 02 02

    変わったのは性欲より、
    私を取り巻く毎日だった

    夕暮れの東京でそれぞれの暮らしへ向かう人々の中を歩く40代女性
    同じ時間を笑い合った人たちも、 いつしかそれぞれの人生へ。 変わったのは、性欲だけではないのかもしれない。

    私たちは、ある日突然、大人になるわけではありません。

    気づかないほど静かに、暮らしの景色が変わっていきます。

    よく会っていた友人が結婚する。

    他の友人には子どもが生まれる。

    仕事を任されるようになる。

    遠くへ引っ越す人もいる。

    そして自分にも、自分の生活ができていく。

    みんな、
    それぞれの人生へ
    帰っていっただけです。

    それはきっと、喜ばしいことなのでしょう。

    けれど夜になれば、部屋は静かです。

    昔なら電話一本で会えた誰かにも、今は予定があります。

    笑い声のあった夜が、 いつの間にか、一人で好きなスマホ動画を見る夜になっている。

    自由になったはずなのに。

    ときどき、その自由が妙に広く感じられる。

    そんな夜があります。

    性欲が強くなったのだろうか。

    それとも、誰かのぬくもりがないことに、
    気づくようになったのだろうか。

    会話 笑い声 隣にある肩 手のひら 抱擁 セックス

    言葉にすれば別々です。

    けれど私たちの心は、辞書ほど几帳面にはできていません。

    人恋しさと、性欲との境界は、きっとおぼろげです。

    どこまでが寂しさで、どこからが性欲なのか。

    本人にだって、分からない夜があります。

    もちろん、それでいいでしょうが、 30代・40代にかけて、 その取り残されたような気持ちを “性欲の高まり” と考えたくなるのでしょう。

    CHAPTER 03 03

    知らなかった頃の私と、
    知ってしまった今の私

    自分が本当に望むものを知り誰とどんな時間を過ごしたいかを考える40代女性
    経験を重ねるほど、選べるようになるのではなく、 選びたくなることがある。 できることと、したいことは違う。

    セックスを知らなかった頃。

    それは想像の中にありました。

    好きな人とセックスすると、どんな気持ちなのだろう。

    友人の話を聞いて、 ほんの少し取り残されたような気持ちになった人もいるでしょう。

    反対に、 まだ自分には関係のない話だと思っていた人もいるでしょう。

    けれど、知らなかったものは、 一度知ることで、より良いものを追いかけたくなるものです。

    人の身体の温度を知る。

    抱きしめられたときの安心感を知る。

    幸福だった夜を知る。

    少し悲しかった夜も知る。

    思っていたほどではなかった夜も。

    忘れたくない夜も。

    経験とは、数の競争ではありません。

    自分にとって何が心地よく、 何が心地よくないのかを、 少しずつ知っていくことなのでしょう。

    できることと、したいことは違う。

    出会い方を知らないわけではない。

    その気になれば、誰かと会う方法もある。

    けれど――

    できることと、
    したいことは違う。

    ただセックスができれば、それでいいわけではない。

    言葉の選び方。

    距離の縮め方。

    触れるまでの時間。

    自分をどう見てくれるのか。

    そういうものまで含めて、 ひとつの夜になることを知っている。

    セックスはしたい。

    けれど、誰でもいいわけではない。

    矛盾しているように見えて、少しも矛盾していません。

    欲しいものが分からなかった頃より、
    欲しいものが分かるようになった。

    ただ、それだけなのかもしれません。

    CHAPTER 04 04

    いつまでも「いつか」と
    言ってはいられないと知る頃

    これからの人生と自分に残された時間について穏やかに考える40代女性
    未来がなくなるのではない。 ただ、永遠ではないと知る。 そのとき「いつか」は、少しだけ違う言葉になる。

    時間には、音がありません。

    昨日と今日の境にも、音はしません。

    けれど、ふと昔の写真を見ると、 時間だけが確かにそこを通り過ぎたことに気づきます。

    10年。
    20年。

    その数字に驚くことがあります。

    10代、20代の頃には、未来はほとんど無尽蔵でした。

    「いつか行こう」

    「いつかやってみよう」

    「いつか素敵な人が現れたら」

    その「いつか」は、どこまでも先へ延ばすことができた。

    けれど30代、40代になると、未来の見え方が少し変わります。

    悲観する必要はありません。

    人生はまだ続きます。

    恋もできる。

    旅にも行ける。

    美しい服も着られる。

    人を好きになることも、 誰かに抱かれることもできる。

    ただ一つだけ。

    永遠ではないことを、以前よりよく知っています。

    身体も変わります。

    鏡の中の自分も変わります。

    そして、人生そのものにも、 いつか必ず夕暮れが訪れます。

    それは少しずつ意識し始めるものでしょう。

    咲き誇るバラが愛おしいのは、 その美しさが永遠ではないから。
    ――などと大それたことを言うつもりもありません。

    終わりがあると知ったとき、
    「いつか」は少しだけ頼りない言葉になります。

    あのお店へ行ってみたかった。

    あの国のストリートを歩いてみたかった。

    思いっきり、恋をしてみたかった。

    誰かに大切に抱かれてみたかった。

    自分の身体がどんな喜びを知ることができるのか、 もう少し知ってみたかった。

    そんな願いを、 いつまで「いつか」の箱にしまっておくのだろう。

    「いつかしたい」が、
    「今、したい」に変わる。

    もし30代、40代になって 「以前より性欲が強くなった」と感じることがあるのなら。

    身体の中で何かが増えたから、だけではなく。

    残されている時間を、自分のためにも使いたい。

    そんな静かな意志が、 性欲という形を借りて姿を見せる夜もあるのではないでしょうか。

    CHAPTER 05 05

    「セックスしたい」の
    奥にあるもの

    夕暮れの東京を歩きながら自分の内側にある気持ちに耳を傾ける40代女性
    昼には忘れていられることが、 夜になるとふいに胸へ戻ってくる。 そこには、自分にしか聞こえない声がある。

    女性向けのプライベートサービスにいると、 「セックスしたい」という言葉を、 単純な欲望として聞くことができなくなります。

    その七文字の向こうには、それぞれ違う人生があります。

    人肌が恋しい。

    プロの腕の中で、少しだけ力を抜きたい。

    日常の肩書きを置いて、一人の女性に戻りたい。

    ときめきたい。

    自分の身体を、もう一度好きになってみたい。

    あるいは何の物語もなく、

    ただ、セックスしたい。

    どれも、その人の気持ちです。

    そこに優劣も、競争もありません。

    きれいな理由を用意する必要もありません。

    もしかすると、性欲は増えていないのかもしれません。

    世界を知ったこと。 人を知ったこと。 自分を知ったこと。 そして――時間のリミットを知ったこと。

    昔には昔の「したい」がありました。

    今には、今の「したい」がある。

    どちらが強いかなど、 本当はそれほど大切ではないのでしょう。

    大切なのは、その声が聞こえたとき。

    聞こえなかったふりをしないことなのかもしれません。

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