今の私を、今の私として楽しむ。|全8章
CHAPTER 01 / 08
寂しくない。でも、触れられたい夜はある。

毎日が満たされていることと、身体が誰かを求めることは、必ずしも同じではありません。孤独と性欲は、それぞれ別のところから静かに生まれることがあります。
仕事がある。
家族がいる。
友人もいる。
一人で過ごす休日も、それほど嫌いではない。
夫やパートナーとの関係も、日常生活という意味では穏やかに続いている。
あるいは、もう長い間一人で暮らしているけれど、その生活にもすっかり慣れている。
30代、40代になると、そんな女性は決して珍しくありません。
一人で食事をして、一人で買い物をして、一人で旅行へ行く。
自分の機嫌を自分で取ることもできる。
誰かがそばにいなければ毎日を過ごせないわけでもありません。
女性は案外、一人で生きることが上手です。
ところが、ときどき、それとはまったく別のところから身体の気持ちが現れます。
抱きしめられたい。
キスをしたい。
男性の身体に触れたい。
ゆっくり、丁寧に触れられたい。
女性として求められたい。
性的に満たされたい。
そんな気持ちです。
これは、必ずしも「寂しい」ということではありません。
生活が充実していても起こります。
仕事が順調でも起こります。
家庭を大切に思っていても起こります。
友人に恵まれていても起こります。
心が満たされていることと、身体が誰かを求めることは、きれいに一致するとは限りません。
むしろ大人になるほど、その二つは別々のものとして感じられるようになるのかもしれません。
「恋人が欲しいわけではないんだけど」
「夫との生活に大きな不満があるわけでもないんだけど」
「毎日は楽しいんだけど」
そのあとに続く、
という小さな気持ち。
OPUSは、その「でも」の先にある気持ちを、とても大切なものだと考えています。
まだ、何も決まっていなくても。
今感じていることだけを、そのままお聞かせください。