CHAPTER 06 / 11|【全11章|第05章】食欲は話せる。睡眠不足も話せる。では、「求められたい」はなぜ言いにくい?

ティータイムを楽しみながら会話する40代女性たち

05

WHY IS THIS HARD TO SAY?

食欲は話せる。睡眠不足も話せる。では、この気持ちは?
ティータイムを楽しみながら会話する40代女性たち
同じ人間の欲求なのに。

少し不思議な話をしましょう。

「昨日、ケーキを二つ食べちゃった」

と女性が話しても、友人は笑うでしょう。

「昨日12時間寝た」

と言っても、

「寝すぎじゃない?」

くらいのものです。

では、

「昨日、男性にものすごく欲情されたくなった」

と言ったらどうでしょう。

急に空気が変わります。

なぜなのでしょう。

同じ人間の身体と心から自然に生まれる欲求なのに、性的な欲求だけは、その人の人格や道徳と結びつけられやすい。

特に女性は、

「そんなことを考えてはいけない」

「いい歳なのに」

「妻なのに」

「母親なのに」

という言葉を、自分自身へ向けてしまうことがあります。

でも姫君。

欲求が生まれたことと、その欲求をどう扱うかは別の問題です。

何かを欲した瞬間に、人としての価値が下がるわけではありません。

まず、

「私は、いま何かを求めている」

と認めることくらい、自分に許してあげてもいいのではないでしょうか。

そもそも女性の性的な悩みは、医療の場でさえ本人から切り出しにくいテーマだとされています。

つまり、

「話しにくい」

と感じているのは姫君一人ではないのです。

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