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PRIVACY & CHOICE

少し意地悪な話をします。
男性は、ある意味では恵まれています。
男性向け風俗には非常に多くの種類があります。
価格帯も違う。
サービス内容も違う。
短時間もあれば長時間もある。
店舗型もあれば派遣型もある。
男性が、
「今日はこういう気分だ」
と思ったとき、それに対応する市場がかなり昔から存在しています。
もちろん男性にも罪悪感や葛藤はあるでしょう。
ただ少なくとも、
性的な欲求を満たすための選択肢が、社会に大量に存在している。
この点では女性とかなり違います。
では女性の場合はどうでしょう。
男性に求められたい。
強く欲情されたい。
自分を前にして、男性が少しずつ理性を失っていくところをもう一度見てみたい。
でも恋愛がしたいわけではない。
家庭を壊したいわけでもない。
そしてマッチングアプリには、また別の問題があります。
身バレです。
プロフィールを出す。
写真を載せる。
年齢や地域を書く。
その瞬間から「発見される可能性」が生まれます。
知人。
職場の人。
取引先。
昔の同級生。
夫や恋人とつながりのある誰か。
「まさか」
と思う相手に、自分が男性を探していることを発見される可能性を完全には消せません。
いま維持したい生活を持つ姫君にとって、
「男性とは会ってみたい。でも、自分が男性を探していることは誰にも発見されたくない」
という気持ちは、不自然ではないでしょう。
社会的な立場を変えたいわけではない。
恋愛関係を一から作りたいわけでもない。
ただ、一人の女性として男性から強く求められる時間がほしい。
そこまで条件を並べると、女性に残されている選択肢は驚くほど少なくなります。
男女平等という言葉は、ずいぶん身近になりました。
それでも、
自分の欲求を安全に満たすための選択肢まで、男女同じ数になったわけではありません。
その意味では、まだ少し不公平な世の中なのかもしれません。


